6AKA! (ロクアカ)

茅場町で働く社長のブログ

5月14日(水)岸田劉生と卵かけご飯、ゴッホとジャポニズム、パリ万博1967など・・・

朝の学び(とは、Audibleを聞きながらジョギング、その学びをメモ代わりにアウトプットしています)。

西洋美術史、バロックというはリアル、人々がうわーっと集まってる絵がバロック。

ルーベンス キリスト昇架



印象派は外に出て描いた。それまでは室内。というのは神の世界を描こうと思ったからだ。神の世界に光が変わるのはNG。なので室内で描いていた。印象派は光を描いた。。その微妙な移り変わりを。

ゴッホ(1853-1890)はポスト印象派。



ここでいうポストとはアンチという意味。後期印象派ではなく、「反」印象派なんだ。ゴッホの絵は模写が難しい。油絵を乾くまえに塗り重ねるから。通常の油絵はアブラが乾いてから上書きしていくがゴッホは違った。

自画像を描く画家はお金がないのでモデルを雇えない。なので自分で自分を描くしかない。ゴッホは生涯無収入で暮らした。彼が極貧時代に自画像を描かなかったのは鏡さえなかったからだ。




ゴッホは弟に養ってもらった。テオ




ゴッホの父親は牧師。おじさんたち、弟は画商。弟は画商としての収入の半分をゴッホに送っていた。それだけゴッホの才能を察知していたからだ。しかし、ゴッホの弟テオが結婚するや仕送りは途絶えた。ゴッホは自ら精神病院に入り、その後拳銃自殺。テオは悩み、病気になり半年後に死亡。心の負債を負ったテオの妻、ヨーがゴッホの絵を売りまくった。ゴッホからテオにあてられた書簡を本にして発売したのもテオの妻、ヨー。

ところでゴッホが日本の浮世絵に魅せられたきっかけはパリ万博だ。



この万国博覧会において、日本は初めて公式に参加し、陶器や漆器、着物、屏風、そして浮世絵といった芸術品を出展した。特に、葛飾北斎や歌川広重の浮世絵は、西洋の芸術家たちに大きな衝撃を与えた。これまでの写実主義とは異なり、大胆な構図、鮮やかな色彩、平面的な表現などが新鮮だったのである。

アルルの跳ね橋



ゴッホも、このジャポニスムの流れの中で浮世絵と出会った一人である。1880年代、彼はパリに移住し、そこで日本美術に魅了されていく。ゴッホは弟テオと共に浮世絵のコレクションを始め、100点以上を所有していたとも言われる。彼は浮世絵の構図や色彩、自然観に強く惹かれ、自らも模写を試みた。有名な「花魁(おいらん)」の作品は、渓斎英泉の原作をもとにしたものである。

ゴッホは浮世絵に理想の芸術を見出していた。自然と人間が調和する風景、素朴で平和な暮らしへの憧れが、彼の南仏アルル時代の作品にも反映されている。「アルルの跳ね橋」や「花咲く桃の木」などには、まるで日本の春の情景を思わせる雰囲気が漂う。彼は友人への手紙で「日本の画家のように描きたい」とまで語っている。

とはいえ、ゴッホはパリ万博を直接見に行ったわけではなかったようだ。

ゴッホが日本の浮世絵に出会ったのは、ある日、モンマルトルの八百屋で果物を包む紙として使われていた浮世絵に目を奪われた。

これが葛飾北斎や歌川広重の作品であり、その大胆な構図と鮮やかな色彩に衝撃を受けたゴッホは、収集と模写を始める。特に渓斎英泉の「花魁」や広重の「大はしあたけの夕立」は油彩で模写し、自身のスタイルと融合させた。

彼は浮世絵を理想の芸術と見なし、「日本の画家のように描きたい」と語っている。さらに、1888年には南仏アルルに移住し、そこを“日本のように美しい土地”と称し、芸術家村の設立を夢見た。

日本人は集団で生活している。そこで彼はアルルで10人が住める家を借りた。そこにただ一人来たのがゴーギャンだったわけだ。

岸田劉生は日本で初めて卵かけご飯を食べた。。というのは嘘。



岸田劉生(1891–1929)は明治末から大正時代に活躍した画家で、「卵かけご飯が好きだった」という逸話は彼の食生活の一端として紹介されることがあります。彼は非常にグルメで、日記にも食べ物について細かく書いていました。

「卵かけご飯を好んで食べた芸術家のひとり」であることは確かですが、初めて食べた人物というわけではありません

江戸時代中期から後期にかけて「生卵をかけたご飯」は存在していたと考えられます。具体的には以下のような背景があります:

    江戸時代の後半には養鶏技術が発達し、生卵が入手可能になった。

    『守貞謾稿』(幕末の風俗記録)などには、卵をかけた料理や卵の使い方に関する記述がある。

    「卵ご飯」や「卵湯(たまごゆ)」のような、加熱・非加熱の卵料理も民間に浸透していた。

ただし、生卵をそのままかけて食べるという行為が庶民の間で日常的に広まったのは明治以降とされます。



朝トレは10k 4月22日から連続24日。来週の月曜は休むことになる(名古屋)

排気ガス、騒音対策で上野の山をぐるぐるまわる。
奏楽堂の前。

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朝ごはん
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翻訳部門MTG
Dチャン素材集め
サムネ調整など

夜はやきそば、他セブンの惣菜(枝豆など)
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