朝の稽古、8.2K。
ホームレスらしきおじさんが毎日上野公園口の文化会館の前を掃き清めている。
そのSS会場。
朝食は、オクラとブロッコリーをあわせる。
質素でありながらも、その味は私の胃袋を満たすに十分だった。
ズーム会議が二件、どちらも淡々と進み、三十分で幕を閉じた。
来春に出版予定のYouTube関連の書籍、その執筆を始めた。煩わしさから逃れるため、ChromeのGoogleドキュメントにて音声入力を試みる。
ふと、自己管理の甘さに気づく。毎日やらねばならないことに、時間をきちんと割り当てる重要性を初めて認識した。さもなければ、やるべきことは後回しとなり、意識の彼方へと消え去るだろう。目標に向かう最短距離は、毎日決まった時間、少なくとも二時間を費やすことに他ならない。
「イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ」(J.S.バッハ コラール前奏曲 BWV639)ブゾーニ編の練習開始。音の響きは、静寂を切り裂く刃のように鋭く、魂を揺さぶる。
夕方、ママと近所の麺屋へ足を運んだ。
もやしと煮卵
つけ麺を久しぶりに口にする。旨味が胃袋を直撃する。
普通盛りでありながら満腹感が押し寄せる。
読書は『剣客商売』の「黒白」の下巻へ進む。
21時過ぎ、私の一日は静かに幕を閉じる。まるで一つの小宇宙がその役目を終え、次なる世界へ移りゆく瞬間のように。
※三島由紀夫風にリライトしたがどう考えもおかしなところはまた修正。